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皇帝の紋章 vol.1

皇帝ナポレオンの紋章

皇帝ナポレオンの紋章

ナポレオンの紋章は型破りで知られる。ナポレオンにはボナパルト家の紋章として「赤色の地に金色の逆斜めの細帯二本と、 それをはさむ二個の星」があったにもかかわらず、右のものを皇帝の紋章とした。
この「青色の地に雷電の上で両翼を広げた金色のわし」採用したものといわれるが、通例では頭を右向き(向かって左)にすべきわしの図が、逆の左向きになっており、それは「ナポレオンの左向きのわし」として一躍有名になった。
しかし、徹底的な改革に乗り出したナポレオンの紋章制度も、彼の失脚で定着せず、先のフランス革命による紋章制度の廃止の 流れもあって、伝統を誇ったフランスの紋章は大きく後退することになる。

参考文献:森 護著「紋章の切手」 大修館書店
ここに掲載されているエンブレムは“MARKETEQ COLLECTION”蔵のものです。

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